作ってすぐのフィッティング
■はじめに

  ショップによって、調整方法はいろいろありますが、
  今回はA2で通常行う調整方法について紹介します。

  調整は自分でやってもいいですし、ショップにお願いしても良いと思います。
■なぜ調整が必要?

  メジャーで、きちんと自分の指に合わせたはずなのに、
  なぜ調整が必要なのでしょう?

  ドリルしたボールは、そのままの状態で手にしっかりとフィットするわけではありません。
  指の断面の形を見てもらえばわかると思いますが、
  多くの人が、ドリルした穴のようにまん丸ではなく、少し平べったい形をしていると思います。

  ですので、穴の形を指に合わせないと、隙間が多くなりフィット感が生まれません。

  穴と指に隙間が多くなると、ボールを持つ際に余計な力が必要になってしまい、
  指の抜けが安定しない為、リリースが安定しなくなります。

  「調整」は、メジャーと同じようにマイボールの大事な要素なのです。
■STEP1 〜 調整方法 〜
      

  まず、サムホールから調整を行います。

  ドリルしたボールに
    ミドルホール
      ↓
    リングホール
      ↓
    サムホール
  の順に指を入れます。

  そうすると、親指の背側に少し隙間ができると思います。
  ここをテープで調整していきます。

  ※注意点
    指の側面にテープがかからないように。
    また、指の腹側はスパンに影響するので通常はテープを貼りません。
■STEP2 〜 テープの貼り方 〜
      

  テープは、親指の長さぐらいに切ります。
  角を丸く落としておくと、はがれにくくて良いです。
  肌の弱い方などは、テープの角で手を切る場合がありますので、
  全ての角を丸くしておくのがお勧めです。

  細長いものを使って、穴の奥側から順に貼り付けます。
  穴の外にはみ出ないように注意が必要です。

  指の抜け具合を試しながら、
  ちょうど良い大きさになるまで、何枚も重ね貼りします。
■STEP3 〜 フィンガーホールの調整 〜
      

  フィンガーホールについても、同じような手順で調整します。

  今回は私のボールで、フィンガーホールの調整はしません。
  代わりに「フィンガーグリップ」というゴムを入れています。
  フィンガーグリップは、
  交換してサイズを調整することができます。

  便利で指あたりも良いので、
  最近は、このフィンガーグリップを入れる方が多いです。


  ※通常は両方にフィンガーグリップを入れますが、
    私はミドルホールだけにフィンガーグリップを使用しています。
    理由に興味のある方がいらっしゃいましたら、
    お店で説明しますので、ぜひ遊びにきてください(^^)
■STEP4 〜 完成 〜
      

  フィッティングもでき「マイボール」の完成です!
  あとは投げるだけです♪

  ショップで自分のボールを受け取ったら、
  きちんと指が入るか、
  指に痛いところがないか、などのチェックをします。
  軽く素振りをしてみるのもいいでしょう。


  せっかくのマイボールです。
  なにか気になるところがあったら、ドリラーに相談してみてください!


  次回は「投げる前にやること」を紹介します。
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